黒山チーム男組 今日の練習 1/4 泣き虫だけど


泣き虫だけど♡♡

この動画は、すばらしい証拠動画です。
まず、女子部をやっていた時は、全員、このような転び方をしたのを見たことがありません。まったく皆無ゼロです。

でも、先代ブラック団をやっていた時は、皆全員、よくこのような「前に吹っ飛ぶ転び方」をしていましたし、田中善弘なんて前へ吹っ飛ぶレベルがすさまじく、3メートルは必ず前へ吹っ飛びます。

この差はなんでしょうか。分かりますか〜??

答えは、段差に対して「思いっきりいっているか、いっていないか」の違いです。

陸くんは、何かの理由でバイクがいきなりストップし、前回りをしたのですが、何が原因か分かりますか??
前ブレーキレバーに指をかけていませんので、前ブレーキのかけすぎはないですよね。

よく見てください。
後ろタイヤが丸太に当たって、登りきらず、抜け切らずに引っかかってストップしました。
で、この後ろタイヤが丸太を超えるのを予想して前方向に抜重しましたが、まったくタイミングが合わずに、抜重した自分だけ前に吹っ飛んだといういきさつです。

こんなの、改めて解説されないと分からないでしょう。分からなくて普通です。

後ろタイヤが丸太を抜けるのに合わせて、抜重してタイミングを合わせるのは、失敗してもそのうちうまくなるものです。
どうこう言うことはありません。
でも、ここで一番大切なのは、失敗した時に「このような転び方になるかどうか」で、おそるおそるやっていたんでは絶対にこんな転び方はしません。

この転び方を見ていた黒山選手は、陸くんを「よう前に転んだ」と、ほめることほめること〜♪
転んだ陸くんは、胸を打って泣いていましたが、転び方をほめられたんでうれし泣きに変わっていましたよ。

何日か前は、この岩を越えて木の根っこを超える2連続段差越えは、直線的に入るラインでした
本日は、動画①の丸太を越えてすぐに左ターンして2連続段差越えのラインの練習。

全国のお子さんを鍛え上げているお父さん、このように、あるラインをクリーンしたら、全然違う場所に行かずにそのラインをむつかしくする工夫をして練習してくださいね。
そうすると「応用がきく」テクニックが身につきますよ。

黒山選手の指導の一番は「毎日、ステアケースはひとつでいいから必ず練習させろ」です。
斜面のターンやヒルクライムはやらなくてもいつまでも怖くないけど、ステアケースはやっとかないと怖さが先にくる、ですね。
はい、往年の名選手だった私めがいちばんそれを痛感しています。

この動画のダム型ステアケース、実際はけっこうな高さで「RTL50Sでは限界かな」って感じの高さです。
動画の通り、吊って(前タイヤを浮かせたまま)上がっています。

陸くんは弟の陣と違って、けっこう恐がりの方ですが、順序立てて少しずつ高さを上げていくとこの高さが上がれるようになりました。はい、これは本当に高いのです。

たとえ斜めのダム型であっても正面から見ると壁に見えますが、これを上がった女子部は、メーテルただ一人でした。

メーテルさん、昨年女子6人目の国際B級に昇格し、今年から市販されていないYAMAHA製バイクTYS250Fに乗り、ヤマハ準ワークス入りして全日本を全戦フルエントリーします。
ゼロから私が見つけだし、例えば高校野球卒業までは私が育ててて、ヤマハ傘下のVictory Blue Teamに送り出した逸材です。

どうぞ皆さん、応援をよろしくお願いいたします。

はい、正当業務行為でバイクがストップした時なんかにお尻を押したことは何度もありますが、邪念の心を持ってお尻を押したことは一度もないことを、天地神明に誓って申し上げます。