黒山チーム男組 今日の練習 1/13 陣くん……がんばれ!!!。。。


陣くん、左肘の付け根にクラックが入ってから9日間まったく乗らず、この後、乗り始めの5日間は林道ツーリングのみで、昨日は軽くセクションの練習で、本日からついに復活、軽くにですが“命のやり取り喧嘩トライアル”の再開。

よう転けましたよ、陣くん。

陣くん、お久しぶりなんでまったく乗れていませんが“小技”は忘れていませんでした。
このセクションで見逃していけない事は、以下の2つのテクニック。

  • チェンジのタイミングを誤っていないか

V字の間を抜けて、すぐに左ターンして3mほどの岩盤登りのライン。岩盤登りは3速でないと無理だけど、インのV字の間は2速でないと無理。
そんなん、3速で全部行けるん違うのは、バイクに乗って見ればすぐに分かりますよ。

この2速から3速に入れるのが遅れると、バイクの性能上、もう吹き上がりませんので無理。
陣くん、後ろタイヤがV字の間にあるうちに、上手に3速に入れています。よく見ないと分かりませんが、これで合格〜♪

動画にはありませんが、兄貴の陸くんはこのV字の間を抜けてからでないとチェンジが出来ません。
ですので助走がたらずに3mほどの岩盤登りがまったく登れないのです。
陣くんは2回目登攀で、登りきったところで1回の足つきで登り切りました。

もちろん、陸くんには「チェンジを確実にする」の練習をやらしていますが、これも“もって生まれたもの”の部類なのか、なかなか上達しません。
黒山選手が言うように「陸は時間がかかる」かもしれませんね。エトスデザイン社長の近藤さんが言うように「いつか大化けするかもしれへんでぇ〜」に期待しましょう。

  • 前ブレーキをきちんと離しているか

V字の間を抜けるのは、抜けてすぐに左に曲がりますので“前ブレーキを使いながら”曲がります。
もちろん、陣くんもその通りにしています。

でも多くの民間人は、次の段階の曲がった後に“前ブレーキに指をかけたまま”すぐに、3mほどの岩盤登りに突入します。
でもこれは間違っていまして、前も後ろもブレーキには「使うとき以外は、指や足をかけてはならず」をお守りください。
これが基本です。

瞬間、前ブレーキレバーにかけている人さし指を離す、練習をして習慣づけましょうね。
陣の動画を見ますと、チェンジが終わると同時に前ブレーキレバーの指も離していますが、この方法が自然です。

陣くん、3mほどの岩盤登りが登れずに、バイクを放り投げて後ろにひっくり返って大の字に寝ていますが、怪しげな老人がやおら出てきて「最高、最高」と言っています。
これは本当に最高の転け方で、バイクのあと先の事はいっさい考えずに放り投げて逃げる、これも小さいうちからしっかりと叩き込みましょう。

“まり子岩”というのがありまして、昨年、全日本レディスクラス全戦全勝いたしました西村(旧姓萩原)あやさんの妹のトライアル国際A級/萩原まり子さんが、登った岩の事を“まり子岩”と命名しています。
メーテルさんは、結局、登れませんでした。

このまり子岩の頂上を回り込んで2段気味の岩を下るラインで、最初に行きましていきなり転んでいるのがこの動画。
この一番上の左に回り込んでいるポイントは、右側が“まり子が登った崖”だから、けっこう怖いのです。

papaだけど!!!papaぢゃなぃωω

変なおじいさんの背中側が“まり子の登った岩側”ですが、この上の頂点を左回りで降ってくるのの、陸と陣のクリーンの動画です。
変なおじいさんは“まり子の登った岩側”に、落ちないように見張っているのをご理解ください。

これはけっこう危ない下りの部類に入りますが、黒山選手の指導「そのバイクで下れそうな所は、全部下らせろ」をやっています。
まっすぐなラインの下りはけっこうな下りも下れるようになりましたので、今はこのように「曲がりながら下る」の練習ですね。
それも岩盤や岩の上ですよ。
まあ技の習得というものは「命のやり取り紙一重」が一番ですが、これが出来るのは年端のいかぬこの子らの年齢しか無理で、今やるしかないのです。