☆延長しました…☆
お父さんの時代のトライアルの頂点は、世界選手権ではなくてイギリス北部で行われるSSDT(スコッテシュ6日間トライアル)でした。
まあ、日本のトライアルの布教者というか宣教者の西山.万沢.成田の三氏が、自分たちも走って完走しているし、そう言うからそんなもんか、の部分もありましたね。
私自身、SSDTは2回の出場経験がありますが、全てがそうだとは言わないけど「1日30セクション×1ラップ×6日=180セクション」ほとんどが、水の流れる沢であり枯れ沢のセクションオンパレード。
当時は「トライアルと言えば沢を走る」競技だったのは、あながち間違いでもありません。
という事で、今思い出すと「沢を走れるようにして、よう練習したわ」ですが、この動画の沢の歴史は古くて、私がビーミッシュSUZUKIの時代からある、通称“300m沢”で、いつかはSSDTに出るという夢を持って練習した思い出の沢なのです。
動画はまだ50mほどですが、全盛期と同じ距離に草刈り枝刈りして戻し「3回連続クリーン」までの練習、お父さんもやりましたんで、バイクの性能が上がっているから、息子には「5回連続やど」と脅しをかけています。
今のトライアルは「曲芸箱庭トライアル」みたいになってきていますが、イギリス人がなぜトライアルの基本に忠実で伝統的に強いのかの結論は、駆け出しの頃は沢しか練習場所がなくて沢しか走っていないから、かもしれませんね。
沢の練習は面白くないですが
- 止まらない事がベストライディング
- 下見をしても覚えられないから、その場その場で瞬間的にラインを読む
- クラッチ.前ブレーキ.後ろブレーキのすべてを使う
- チェンジペダル.後ろブレーキ.左右のステップを岩にぶつけないように走る
- 両腕がパンパンになるから、よい筋トレになる
の練習ちゅうか訓練には最高。
どうぞ皆さんも、どこぞに50mはある走れる沢を探して練習にお励みくださいね。
きっと、今よりもトライアルがとても上手になりますよ。
※下の動画は、歩いてみた様子