[少年部] 近畿選手権第7戦加古川大会のご報告


 

何度も同じことをしつこく書いていますが、昔の自転車トライアルは「その延長線上にトライアルがあった」けど、今の自転車トライアルは、その延長線上にトライアルはありません。

また「体が大きくなるまでは自転車でもやっとけ」でしたが、体が大きくなるまで自転車やってたら、トライアルに転向した時に「自転車でついたくせ」の弊害の方が大きい、ので「自転車のトライアルはやらない方がいい」のが黒山流の考え方。
だから先代ブラック団は自転車で成功したけど、二代目ブラック団は「自転車はやらせない」のを知ってくださいね。

「大会に出て良い成績を出す」のが目的なんだけど、今のこの体で良い成績が出るはずがなくて当たり前。「お遊びでない選手権大会に出て度胸をつける」のの目的で、近畿選手権第7戦加古川大会に出ましたよ、のご報告です。

広々としたロケーションの加古川会場です。

会場敷地内の一角には公認野球場がありまして、加古川地域、少年野球の聖地でもあるのです。右奥がパドックですね。

ガスガスからTRSに乗り換えて調子のいいアダム.ラガのインポーター(輸入元)をなされておりますエトスさんが、試乗会をなされておりました。親子で仲睦まじくです。

結果を先にご報告をいたしますと、とにかく難しいしハードなセクションのオンパレードで、歯が立たないどころか、セクションインで終わりのセクションが半分以上。

セクション内にクラス分けライン仕分けがなくて国際A級も国内B級も同じラインというのが3つもありまして、作ったのが攻撃的なトーベルマンのような性格の元A級チャンピオンの白神孝之さんだから仕方ないかもしれません。
ここ加古川を拠点としている、温厚なラブラドールのような性格の元A級ワークスライダーの泉裕朗さんだったらよかったかもね。

9歳になってきちんとライセンスをいただいて公式参戦した①番の陸くんはドベ2で、賞典外参加の②番の陣くんも順位をつけてもドベ3でした。

でも、1ラップの目のきちんとした下見のお勉強に、暑さが増すあげく時間がなくなって下見なしでほとんど走った2ラップ目と、実戦のお勉強にはとてもよかったです。

こういうパターン、ハンドルが顔の位置にくるセクションポイントは難しいですね。背が伸びるのを待つしか対策なし。

ギリギリまでセクションを攻めるもんで、こういう転び方に必ずなります。

連続写真のように思えますが、これは①番の陸くんです。

これは②番の陣くんです。兄貴は4年生で身長は平均的でクラス真ん中くらいですが、次男の陣は2年で学年2位の高身長で、知らない人が見たら双子です。

SSDTまがいとは申しませんが、本物はこの登りが100mは続くのです。下見をしてラインを覚え選ぶなんてありえず「とっさの判断」がすべてで、なんのスポーツもそうですが「小さい時から始めて体で覚える」しかありません。

同じターンポイントの①番と②番で「トライアルは猫背で乗るな」をやってくれています。
「背の高いのは猫背になるのと違いますか」の質問に、190センチはあるランプキンやコーリーは天高く突っ立って乗っていますけど、これは畳に座る文化と、椅子に座る文化の違いで、いたし方ないのかもしれません。

先代ブラック団も二代目ブラック団も「正座禁止」は、スポーツ選手として当たり前ですね。

 

次回の参戦計画は、11月19日淡路島ロックベァ会場で行われますパワークラフト主催のペガサスカップ杯ですが、この大会はツワモノライダーにとって少しかったるいですが、うちの③番タオくんのデビュー戦でもあるのです。

今回の暑い中の大会、①番と②番にピッタシ付いて冷たい水もち給水担当をしていたのは、今は少しロード自転車にはまりトライアルをお休みしている娘の和江で、トライアル自体をすべてやめたわけでもありません。月に2回くらい、①番と②番といっしょに林道ツーリングで乗っています。

で、このタオくん、お兄ちゃんのおさがり50ccでデビュー戦のペガサスカップ杯、タオくんのサポートに付くと「自分から」申し出ていますので、トライアルを少しだけ知っていて口うるさいおばさんのサポートで、③番のタオくんがいかがなりますことやら。
お楽しみに〜♫

今回はこれでおしまい。