第3回岡山県大会/原滝山会場参戦のご報告


黒山選手や小川選手や藤波選手の初代ブラック団のイメージは、

  1.  恐るべし手練れになるまでは、密かに山の中で腕を磨き
  2. 頃合いを見計らって山を降り、キンキラキン相手に野試合
  3. 圧倒的勝利でまた山に戻り腕を磨く

というイメージ。

まあ、野武士の宮本武蔵とキンキラキンの佐々木小次郎みたいなもんやね。
ということで、この方法論が成功したのか、黒山選手もガッチ小川選手も藤波選手も、デビュー当時からずっと頂点走りっぱなしどころか、まだ、今だに走ってる。

「同じ事をしてもおもしろくない」という考えで、「黒山レーシング少年部」と名前を変えた二代目ブラック団は、トライアル始めたばっかりのスカタンの時からデビューをもくろみ「やられてもいいから表舞台に出よう」の方向転換。

MFJトライアルライセンスは9歳からで、①番の陸くんが小4の9歳なんでライセンス取得、晴れて正々堂々と公認大会参加OK。
②番の陣くんは来年9歳の現在小2の8歳でノーライセンス、正式参加はできませんが「怪我と弁当は自分持ち」で県大会レベルは、賞典外自主参加OK。
でも「掛け捨て1日のみスポーツ障害保険」には入っていますのでご安心を。

ということで、第3回岡山県大会/原滝山会場参戦のご報告です。

⚫︎バイクのレベルアップ

初めに書いた通り「同じ事をしてもおもしろくない」という考えで、初代ブラック団のように自転車はやらせずにいきなりバイクトライアル。今はもう日本に何台まともなのが残っているんやろうか、という30年以上も前のお子ちゃまトライアルバイクRTL50Sの50ccを2台探し出して、①番の兄貴は小2で、②番の次男は年長でまずはトライアルのスタート。

これに1年と半年乗って、二人ともに次の125ccへとレベルアップですが、初代ブラック団の時はガッチ小川選手は中2で、黒山選手は小6で、藤波選手は小5で、黒山選手は138センチで藤波選手は135センチでした。小川選手はすでにデカかったんで160センチくらいはあったと思う。
チビ二人は少し背が足りないなあと思いますが、①番の兄貴は129センチで、②番の次男は127センチでの乗り換えです。

背が全然足りないのに、バイクを50ccから125ccに乗り換えた理由はただ一つ「もう50ccでやり残した事は何もない、身長が伸びるまでまだダラダラ50ccをやらせるのは意味がないし、酷」という理由です。

という事で、今年の「もてぎ世界選手権使用車のシェルコ125とスコルパ125」を、手に入れて乗り換えたいきさつ。

⚫︎あごガード付きアライヘルメット、大好評

 http://www.arai.co.jp/jpn/topics/arainews_hyper-t_pro.pdf

アライヘルメットからおチビどもに「ハイパーTプロ」を、キッズサイズで作っていただきました。
ロードやモトクロスの世界では当たり前の、このあごガード付きヘルメットです。「あごガード付き」というよりも一体タイプなんですが、これはまだまだ現実のトライアルの世界では普及していません。

ここでは、チビ達が使って「よかったよかった」のちょうちん記事は書きませんが、事実として、②番の次男は鼻からあごの整形手術が必要なほどの大ゴケを練習でしましたが、おかげさまでなんともなくて無事ですね。

大都会の関東や関西で使っている人をそんなに見ないのに、田舎地方に行くとまず使っている人はゼロ。こん岡山の大会もゼロ。
チビ二人が125で初参戦するに、まだまだ子供体型に容姿で、その初お目見えライディングはいかがなものかの注目度抜群でしたが、まずはの注目度一番はやっぱりヘルメットで、誇大には言いませんが「安全第一」よりも、けっこうあごの部分のカバーは自然でした。

バイクは買い換える乗り換えることは普通でも、ヘルメットを買い換えるのはあんまりなくて、メーカーのデーターでは10年周期とのお話。
歯を折る、唇が裂ける前に、ぜひお買い換えくださいね。

⚫︎結果は予想通りの惨敗

惨敗という表現は、まともに対等に戦っての話で「枯れ木も山のにぎわい」でなくて「若木の芽の出る前のにぎわい」で「よく頑張ったで賞」を贈ってやってください。
50ccの時にけっこう大会に出て「場慣れ試合慣れ」しているはずなんだけど、やっぱり125cc初戦は緊張したみたいですね。
軟式野球の投手達人が、硬式野球に転向して初登板なのと同じかもしれない。

女子部の時も、初めはセクション走ってて途中でラインを忘れる、なんてこともありましたが、数出るとこの問題は解決したように「場数をこなす」以外に近道なし。今後、多少はまともに125ccに乗れるようになったんで、ガンガン出場する作戦です。

(正式参加の国内B級クラス リザルト)

1位 2点 LAP 1+0+1
2位 4点 LAP 1+3+0
3位 6点 LAP 1+5+0

13位 39点→黒山陸一 LAP 10+11+18
17位 69点→ドベの人

*賞典外参加の黒山陣 9位相当の10点でした。 LAP 1+6+3

大会公式リザルト http://www.tamatele.ne.jp/~t_masa/tr17/oken3.pdf

自転車の時も50ccの時もそうだけど、練習では兄貴がうまくて、大会では弟が勝ちます。
道場で竹刀での稽古の強さ随一なのが兄貴で、薄暗い裏路地で真剣抜いて野試合すると負けないのは弟なのかもしれない。

⚫︎大会前のミーティングですが「トライアルは立ってやるスポーツだから、いつでも立っとれ」の訓練通り、ガキども3人は立ってご案内ご説明を聞いております。
背中は「野試合に強い2男の陣からいじめられ、泣きながら噛み付いていく3男の太陽(たお)」で、3人男兄弟の3男は恐るべしである。

⚫︎弟の陣に作戦を指示する、口だけのお父さんの二郎サポート。

⚫︎兄貴はガチガチライディングで、見るからにヘタッピが乗っているそのもの。見て分かる通り、余裕のないライディングですね。

⚫︎明らかにまだバイクが大きいですが、お父さんの二郎が身長180センチで、おばあちゃんが黒山選手と同じ身長だから、必ずや背が伸びてくれることを期待しています。

⚫︎大会終わってパドックでの記念撮影ですが、終わってからの猛練習が午後5時前まで続いて、帰りは車に乗った瞬間にバタンキューでした。

次回大会参戦予定は「9月10日広島県大会.海の見えるあんずの里」で、ガチガチライディングにならないよう、軍事訓練よろしく“殴る蹴る焼きを入れる”で毎日練習に頑張っておりますので、応援をよろしくお願いいたします。