→ 47,000円 (以下の部品すべて含む) ★部品単体販売不可
A) 140のシリンダー & ピストンKit ⇒ Gas-Gas社ランドネ.オプション品
B) ハイカムシャフト ⇒ スペシャルパーツ武川.日本製
C) 強化バルブスプリング×2 ⇒ USAyamaha製
D) 純正バルブシール×2 ⇒ ヤマハ純正品
E) シリンダーヘッド & ベースパッキン ⇒ ヤマハ純正品
F) 内圧抜きブリーザホース ⇒ 当社オリジナル製
- その昔のHONDA/TL125バイアルスの時代から、125の4stボアアップは140cc付近までが性能的にも耐久性でもベスト。同じキャブセッティングに同じ排気系そのままでOK。エンジン出力性能曲線も、ほぼ125と同じです。
- 例えばスタンダード125の能書きですが、実際は125ccではなくてφ54ピストンの入った123.7ccです。で、ボーリングしてのボアアップの限界はφ58ピストンを入れ142ccにするのがいっぱいいっぱいです。
- 限界の理由は、シリンダー(スリーブ)壁の肉厚が1ミリもなくなり薄くなってエンジンをブン回しますと、実用上耐久性に問題があるどころか、必ず焼きつきエンジンストップしてしまうのが理由です。
- ピストンはまん丸な真円シリンダーの中を上下しますが、外壁が薄いと熱でそのまん丸が変形して、荒っぽく言うと楕円の中を無理にピストンが上下するようになります。で、ピストンの動きに無理がきて焼きつき、シリンダーがおしゃかになるのですね。
- 排気量はこれよりもすこし少なくなりますが、φ57ピストンを入れ138ccにすれば、シリンダー(スリーブ)壁の肉厚が1.3ミリになり耐久性はまったく問題ないうえに、民間人では 「142ccと138ccの4ccの差」は体感出来ません。
- あくまでも125ccのボアアップは、シリンダー(スリーブ)壁の肉厚の事を考えると140ccまでと考えて下さい。
- スタンダードより少しパワーがほしいという民間人皆さまには、超一流テストライダーが「性能も耐久性」もOKを出した、この安全かつ耐久性のある138cc「通称140」をぜひお薦めいたします。
◉付属品/シリンダーとピストンのKit ⇒ シリンダーは輸入品の為、国内でスリーブ壁ホーニング再加工しています。
◉付属品/スタンダードカムをスペシャルパーツ武川製ハイカムへ
50ccを含めて150ccまでくらいの小排気量トライアルは、低速トルクがないのでとにかく回転の上がるエンジンでないと、トライアルに使えません。下のピックアップが出て、上はスタンダード以上に回転が上がりパワーの出るハイレシオのカムシャフトです。
◉付属品/強化バルブスプリングUSAyamaha製へ
ハイカムに交換した場合は、同時に強化バルブスプリングに必ず交換する必要があります。カムに連動しているバルブの上下動の追従性が上がり、正しくハイカムの性能が出ます。
以上の付属品、すべての部品は47,000円の140ccボアアップKit部品代に含まれます。
2)140ccKit 、すべてまとめての交換工賃
・以上のすべてキットは部品販売をいたしません。トライアルバイクに限って日本で一番4stエンジンをいじっている黒山二郎メカが、当社で責任を持って積み替え交換をいたします。
・ですので、エンジン下ろしてここへ送ってくるか、バイクをここへ持ち込むか、のどちらかの方法をお選びください。
①エンジン単体で送ってきた場合の交換工賃 → 8,000円
②バイク持ち込みの場合の交換工賃 → 18,000円
*バルブ当たり面密着テストをして不良の場合は、バルブの擦り合わせ工賃 → 1バルブ2,500円
-点検してみて「バルブからの圧縮漏れ」がなければ、そのままの方が“自然当たり”が出ており、いじらない方がベストです。
■クラッチ板を5枚から6枚へ、改善のおすすめ
この140ccKitに交換しますと、回転を上げてクラッチを多用するようになりますので ①純正5枚クラッチを6枚クラッチに変更と②つながりをよりダイレクトにする クラッチチューニングもお勧めいたします。
■チェーンを428サイズから520サイズへ、交換のおすすめ
- エンジンチューニングとは関係ありませんが、125ccスタンダードのままや140ccにボアアップしてトライアルを楽しむ場合、純正チェーン428サイズを兄貴分の520サイズに交換すると、よりセクション走破性が高くなり、よりトライアルが楽しくなります。
- 520サイズに交換した場合のメリットは
・エンジンのパワーをよりダイレクトに後ろタイヤに伝えられる
・スタンダードの減速比よりも、少し足が速くなりセクションが走りやすくなる
・泥等がチェーンにかみこまない
・428サイズよりも大ぶりですが、428サイズよりも軽く丈夫でまず伸びない等々です。
上記記事はPDFからの抜き取りです