8/20 MFJトライアル.レディスアカデミーを見て思いつくまま


黒山レーシング女子部を足かけ5年やっての一郎さんなりの結論は「女は女が教えるべきである」ですね。
男と女は体の外も内も違います。

このうちの外から見える体力筋力の部分は、見て分かりますから指導の方法も男と女は分けて指導できます。
でも内は「男脳と女脳」に分かれていて、目では見えない部分だけど明らかに別物です。

どう違うのかというと、例えば男は不始末をした場合、説教せずにいきなり殴りつけて「明日からキチンとやれ!!」で多くの場合は解決します。
この方法で成功したのが先代ブラック団で、キャプテンだったガッチ小川は、連帯責任で顔が腫れ上がるくらいに私から何回も殴られている。

でも女はこうはいかず、キチンと間違えたいきさつや今後の方法を筋道立てて説明し「じゃあ明日からまた一緒にやりましょう」でないと解決しません。

「女を甘やかしているやんか」とお思いでしょうが、それはあんた実際に女子チームの隊長になったことがない人の言うことですね。
女の姉妹しかいないお父さんやナンパ専門の男は、女の気持ちが分かっていそうですが、目的のある女子スポーツ集団では無力です。

●指導する全日本負けなしの西村亜弥講師で、その教え方をタダで盗もうとしている①番の黒山長男くん。

そのイベントが成功したかどうかの価値基準は「人が集まったかどうか」です。
今回、全国から23人の受講生がお集まりになり、スクールは成功したと言うよりも、もし先生が一人だけだったらスクールが成り立たないほどの大盛況。

成功裏に終わったのは、このイベント開催に走り回った発起人のMFJトライアル委員長の西さんの尽力がほとんどだったと思う。

教える側は①国際B級/西村(旧姓/萩原)亜弥さんと妹の②国際A級/萩原真理子さんのお二人の予定だったけど、妹の②萩原真理子さんが所用でおいでになれず、急きょの代役を務めた③国内A級/小玉絵里加さんと、末席指導ながら④国際B級/小谷芙佐子(メーテル)さんの3人。

恥ずかしながら一郎さんもスクールをたくさんやって、経験上、生徒のベストは5人です。で、今回23人がお集まりになり、立って乗るのがやっとから、けっこうなステアケースがんがんのまでいる広範囲の生徒さんたち。

23人を3人で面倒みると、単純計算で先生一人に生徒8人でしょう。
「もう少し詳しく教えたかった」と「もう少し詳しく習いたかった」の、残念な気持ち相互の思いでしょうね。

女の人が23人集まると、必ず取り巻きがその倍以上集まりますので総計で70人は人が集まります。
今回は70人どころか、各種バイクのインポーター(輸入元)が試乗車を持ち込み試乗会もいっしょに併設し大盛況。

●急虚の講師代役を務めるメーテルこと小谷芙佐子で、その後ろに首謀者の西委員長が立ち「メーテルは講師として今後使えるかどうか」を判定し、スクールを長い目で見た次の「女が女を教える講師」に備えています。

●西村亜弥さんは教えることにも才能がありまして、日本のレディストライアルの今後の発展になくてはならない存在感を発揮しています。

●一人一人に丁寧に的確にアドバイスで、その昔に「女を怒鳴りあげて教えていた」一郎さんからすると、「やっぱり女は女が教えるべき」の再確認ですね。

●急きょの代役講師をつとめた国内A級の小玉絵里加さんですが、指導するそのおしゃべりを一郎さんは初めて聞きましたが「教え上手」の一言。「こいつ、乗れてしゃべって教えられるんや」の感強しで「使える」ですね。
小玉絵里加さんも、日本のレディストライアルの今後の発展になくてはならない、ですね。

●立って乗るのがやっとの女性もいるわけで、その場合は「口を出さない男」の出番で、左右からガッチリガードする中でのトライとなりますね。

男と女は体力も筋力も、そして男脳と女脳も別々の頭の中、のなかの、おそらく日本で初めてのMFJ主催の「女が女を教えるレディストライアルスクール」でしたが、誰が見てもヨイショごますりなしに大盛況でしたね。

例えばあるスポーツを、オリンピック種目にしようと思えば「そのスポーツを男も女もやっているスポーツ」という条項があります。
機械をあやつるスポーツのモータースポーツは、体力勝負のオリンピック種目にはむつかしいかもしれませんが、とにもかくにも「女性がやると人が集まる」のは不偏の真理。

今回は関東でなくて関西でしたが、全国津々浦々「シリーズアカデミー」として全国点々と持ち回り開催していただけるとうれしいですね。

オリンピックのどの女子種目の監督は今まですべて男でした。ですが、2回目の東京オリンピック目指して女子バレーボールは勇断して初めて女性/中田くみさんが監督に就任しました。
いかがどうなるか、とても楽しみにしている一郎さんなのですが、今回の「女が女を教えるスクール」は、いかがどうなりますやらは「大成功」の結論が出たから、はい次は「いかに継続するか」ですね。

トライアル委員長の西さん、よろしくお願いいたします。